喜多直毅 Volin

72年岩手県盛岡市出身。ヴァイオリンを浅田秀子、中村泉、諏訪晶子各氏に師事。
90年国立音楽大学器楽科に入学。在学中よりタンゴヴァイオリンの志賀清、バンドネオンの故池田光夫、京谷弘司各氏のタンゴオルケスタにて演奏。
その他、主にポピュラー音楽の分野でソロヴァイオリニストとして活動。

同学卒業後は英国のLiverpool Institute For Performing Artsに3年間留学。
作、編曲をイアン・ガーディナー氏に師事。
卒業作品として作曲した"The Sunspot"が王立リヴァプール交響管弦楽団メンバーによる
演奏集団"ensemble 10:10"によって初演される。

99年7月より、アルゼンチンのブエノスアイレスに4ヶ月滞在。
アストール・ピアソラの重要なパートナーであり、アルゼンチンはもとより欧米でも
絶賛されているタンゴヴァイオリンの最高峰フェルナンド・スアレス・パス氏に師事。
その他、モダンタンゴの巨匠でありロックやジャズ、現代音楽とタンゴの融合を試みた
バンドネオン奏者、ロドルフォ・メデロス氏率いる若いミュージシャンの為のタンゴオルケスタにも参加。また、ブエノスアイレス市内の劇場、タンゴクラブにも数多く出演、好評を博す。

帰国後はバンドネオンの故池田光夫、岡本昭、京谷弘司各氏のコンサートに参加。
2000年5月には自身のタンゴバンド"喜多直毅とThe Tangophobics"を結成。
以後同バンドのリーダー、アレンジャーとして南青山マンダラ、渋谷クロコダイル、
六本木スイートベイジル139(02年9月予定)等でライブを行なう他、
BMW東京、東京ガス等の企業主宰のコンサートでも演奏を行なう。

同時にソロヴァイオリニストとしても頻繁に活動し、01年にはマリンバ奏者通崎睦美氏と
共に、アサヒビール株式会社がメセナ活動の一環として主催している
ロビーコンサートに出演し、現代音楽を中心としたレパートリーを演奏。
また02年3月にはフラメンコダンサーの長嶺ヤス子氏の公演に参加。
同年7月にはイラストレーターの茂本ヒデキチ氏の個展において、
氏のライブペインティング共に即興演奏を行なう。

他にもシンガーソングライターのバッキングや、ブルース、アラブ音楽、即興演奏等
様々なジャンルのユニットで、都内ライブハウスはもとより全国各地にて演奏活動を行う他、
スタジオミュージシャンとしても多くのアーティストのアルバムや、NTTドコモ、花王等の
TVコマーシャル音楽の録音に携わっている。

02年秋、ソロアルバム"Hyper Tango"とバンドアルバム"Tangophobia"を発表。

田中伸司 Bass

高校時代よりロック、R&Bにハマってエレキ・ベースを弾き始め、ベースキャンプのパーティ等で演奏。その頃N響の中博昭氏に出会ってコントラバスの奥深さに触れ転向を決意、
国立音楽大学で同氏に師事。卒業後、甘い誘いに乗って六本木のライブ・ハウスに
レギュラー出演するものの、一年あまりで足を洗う。
1983年よりクラシック界に戻り、幅広く演奏活動を開始。
1990〜92年まで「海野義雄と東京ヴィルトゥオーゾ」のコンサートツアーに参加。
1990年には弦楽五重奏団「シュテルン・クインテット」を小池弘之氏らと結成、
現在も活動中。
1992年頃から主にスタジオ・ミュージシャンとして活動し、数多くの歌手・アーティストの
レコーディングやコンサート・サポートを務め、CM、TV、映画等の音楽制作に参加している。

また、アルゼンチン・タンゴの志賀清氏(Vl)、藤沢嵐子氏(Vo)の演奏に度肝を抜かれて
以来、タンゴをライフワークと考えている。
1992年・94年とアルゼンチンへ渡り、聖地ブエノスアイレスで
タンゴ・ベースの名手オラシオ・カバルコス氏より灌頂を受ける。
1998年には「志賀清とオルケスタ・ティピカ東京」のメンバーとして
日亜修好100周年の両国でのコンサート・ツアーに出演。
2001年からJTアートホールシリーズ「徳永二男の魅せるタンゴ」に毎年出演。
2002年にはグラナダ国際タンゴ・フェスティバル出演等々。

現在、「京谷弘司クァルテート・タンゴ」、「志賀清とタンゴ・モデルノス」、「喜多直毅+タンゴフォビクス」等のメンバーとしてタンゴ界ではなくてならない存在である。

竹内永和 Guitar

1955年東京・新宿生まれ 。
1978年早稲田大学第一文学部日本文学科を卒業。
1980年第7回ギタ−コンク−ル第1位(読売新聞主催)。
1982年第25回東京国際ギタ−コンク−ル第3位  現在、ソロで都内を中心にアコースティック・ライブを展開中。

バイオリンの喜多直毅とは長年にわたりタンゴ・デュオを組みライブやコンサートに出演
(都内ライブハウスの他、北海道、東北等地方公演も多数)。
またオカリナの本谷美加子の伴奏者として全国規模のツアーに参加する他、歌、フルート、ピアノ、コントラバス等とのデュオでも数々のコンサートに出演。

アレンジ活動としては、スウェ−デンのギタリスト、セルシェルの2枚のビ−トルズアルバムにアレンジを提供(ドイツグラモフォンよりワ−ルドリリ−ス)。
また、現代ギタ−社、ドレミ楽譜出版社より数多くの曲集を出版している他、
ボサノバやビ−トルズナンバ−をアレンジしたソロアルバム「ロマンチックじゃない?」を
リリ−スしている。

飯田俊明 Piano

武蔵野音楽大学大学院修了。

在学中、PTNAのコンペティションで田中克己氏と共にDuo特級最優秀賞受賞。
現在まで東京フィルハーモニーや劇団四季等オーケストラへ参加、さらにはボーカリストの
ミネハハ、加藤千鶴、佐藤泰子、みやざきみえこやヴァイオリンの古館由佳子、作曲の
おかもとだいすけの各氏などを演奏、作編曲の両面からサポートし厚い信頼を得ている。

また作曲家小久保隆のアレンジャーとしては、10枚以上のCD(コロンビア他)を制作し、
またイクスピアリ、淡路島花博等のテーマパークにも数多くの音楽を提供している。

2001年春よりタンゴフォビクスに参加。
ダイナミックかつ繊細な表現力と既成のタンゴの枠にとらわれない豊かな想像力を
持ち合わせ、バンドサウンドに大きく貢献している。